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2022.10.07

温室効果ガス排出量削減施策を支援するデジタルサービスを展開

当社は、企業活動の温室効果ガス(GHG)排出量を可視化し、削減に向けた施策立案を支援するデジタルサービスとして、『GHGモニタリング』を本年10月から提供開始します。グローバルで共通的なGHGプロトコルに準拠し、Scope1、Scope2のみならずScope3の算定もカバーし、お客様を取り巻くサプライチェーン全体での削減施策を実現します。

背景

パリ協定が求める水準と整合したGHG削減目標であるSBT(Science Based Targets)の国内認定数は2022/9/1時点で247社、TCFDコミットは直近で1000社を超えています。気候変動に関するリスクと機会を分析して中長期的な企業価値を高める活動は、今や必須となりつつあります。また、サプライチェーン全体での削減活動を行う上では、上流となる調達におけるGHG排出量削減が求められるため、メーカーの一次サプライヤー、二次サプライヤーといった中堅・中小企業にも削減努力が求められるようになってきています。

GHGモニタリング概要

クラウディオのGHGモニタリングは、TCFDサポートソリューションの1つとして、GHG排出量をモニタリングするアプリケーション『GHGビジュアライザー(GHG Visualizer)』を中心に、経年比較や排出用途別の分析などにより削減に向けた施策立案をサポートします。

■GHG排出量算定
GHGプロトコルに準拠し、自社のサプライチェーンにおけるGHG排出量を「見える化」するGHGビジュアライザーを提供します。Scope1、Scope2、Scope3カテゴリ1~15の全ての範囲を算定します。計算に必要な活動量と排出原単位は、クラウディオが常に最新の調査により算定に必要な項目、計算式をアプリケーションに組み込むため、利用ユーザーは迷わず容易に算定が可能です。

■用途別排出量分析
算定時に入力した排出用途別に集計して、レポーティング機能により用途別の排出量分析が可能です。例えば、同じ電力の使用でも製造設備を動かして生産に関わる使用なのか、物流倉庫の稼働に必要な使用なのかが分析でき、削減施策のベースとして活用することができます。

■経年比較レポート
排出量をカテゴリ別に経年比較するレポート機能を提供し、削減に向けたシミュレーションを行うことが可能です。また、ターゲット年の目標設定とそこまでの経年の削減シミュレーションをサポートする機能を提供し、削減に向けた施策を推進するのに利用できます。

気候変動問題は現在の様々な環境問題の中でも喫緊の課題となっています。クラウディオのGHGモニタリングは、「サステナブルサプライチェーンプラットフォーム」の1つとして、GHG排出量を評価・開示するとともに再生エネルギーによる電力シフトや排出量取引など脱炭素の技術、仕組みを取り入れていくためのソリューションサービスを提供し、お客様のサステナブルな未来の実現をお手伝いします。

クラウディオのESGソリューション
https://www.claudio.co.jp/esg/