導入事例Case

毎年、確認するサプライヤーを主要な30社に絞り、手作業でSAQの依頼から回収、データ分析とフィードバックシートの作成までを、サステナブル調達部会の事務局が１名で対応していました。この体制と方法を続けていては、全てのサプライヤーを対象にするのは不可能との課題感を持っていました。

目標とする「2024年の一次サプライヤーアセスメント率100％」の達成には仕組み化が必須でした。

クラウディオのサステナブル調達ソリューションの説明とデモを拝見し、グローバルの約450社に及ぶ全てのサプライヤーに向けたSAQ回答管理業務を少人数のオペレーションで達成できると確信し、導入を決断しました。

クラウディオのサステナブル調達ソリューションである『spirise』を導入し、SAQの設問作成とスコアリング、サプライヤーリストの管理といった事前準備もspiriseを使い標準サポートを受けながら進めました。

spiriseでは、全サプライヤーへ一斉に回答依頼を行うことができました。さらに、サプライヤーからの担当者変更依頼などのメンテナンスや、回答状況を定期的に把握し、回答依頼の再送信といったフォローもspiriseの機能で実施しています。その結果、回答率90%を達成することができました。

回答結果の分析も容易に行え、当年の結果報告に加えて次年度の活動方針を立てることに役立っています。

サステナブル調達に特化して作られた『spirise』が、必要とする機能を十分備えていたことが決め手でした。ただ、それだけでなく、サステナブル調達を進める上での他社事例に基づく知見をクラウディオが有していることから、サポート力に期待できたことも選んだポイントです。

実際、spiriseを使った運用を進める上で、システム面で必要な機能について相談すると、必要なタイミングまでに機能改善を積極的に行ってもらえたため、スムーズに運用することができました。また、多言語対応や業務面での課題、次年度の方針検討においても標準サポートの中でアドバイスを受けることができているため、今後も継続してサービスを利用することを前提に次の一歩へと施策を進めていきたいと考えています。