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温室効果ガス排出量可視化ライフサイクルアセスメント

LCA(ライフサイクルアセスメント)は、製品の全ライフサイクルにわたる環境負荷を評価する重要な手法として、世界のスタンダードになりつつあります。

LCAの取り組みで先行する欧州では、製品LCA視点での規制化の動きが活発になっており、EUの欧州委員会は、EVなどに使うバッテリーについてLCAベースでCO₂排出量を申告するよう義務付け、今後も企業に対してLCAを活用して環境負荷の低減を進めることやカーボンフットプリントを製品のライフサイクル全体で評価することが求められています。

クラウディオは、自社を構成するサプライチェーン上の製品に関する情報を収集・共有し、IT基盤としてクラウド上のデータベースの情報を基に環境影響を評価・開示するためのソリューションサービスを提供いたします。

ライフサイクルアセスメント概要

LCAオプションは、3つの主要なブロックで構成されます。

クラウド上のサステナビリティBOM Function.1

  • クラウディオでは、クラウド上に製品構成情報を持ち、環境影響を評価するための情報を収集・保持するサステナビリティBOMを提供します。
  • 製品構成情報の定義と標準化を図るために、クラウディオではサプライヤー含めサプライチェーン全体でサステナビリティBOMといった共通形式にまとめることができます。
  • サステナビリティBOMはクラウド上のセキュアな環境を担保しているため、各ステークホルダーから収集した情報をセキュアな環境で管理することができます。
  • サプライチェーン上の各担当企業がそれぞれの製品構成を登録することで、製品の上流へ構成情報が延びていき、より精密な排出量の計算が可能となります。
  • 活動量に対してインベントリの排出係数を掛け合わせた結果をサステナビリティBOM上に格納し、集約・集計する機能も持つことができます。

サプライチェーン上のステークホルダーと情報共有 Function.2

LCA導入においては、まずサプライチェーン上で製品に関する情報を収集・共有することが求められます。

クラウディオのLCAソリューションはIT基盤として、クラウド上で製品情報を収集するためのデータベースを提供しております。

サプライチェーン上のステークホルダーは、日々の活動報告をすることで、企業横断で製品情報の連携が可能になります。また、発生源から情報を収集することで情報の正確性を担保できると考えております。

カテゴリーディクショナリとのマッピング Function.3

  • 製品情報を収集した後、製品ごとに発生する環境負荷物質を特定する必要があります。
  • アプリケーションにはIDEAなどのインベントリ情報が常に最新版でデータベースとして提供されていますので、自社の製品情報をそれらのインベントリ情報とマッピングを行います。
  • カテゴリーのマッピングはAIにより自動で行います。

原単位自動計算 Function.4

  • 製品分類カテゴリーが特定された後、環境負荷物質の単位あたりの排出量を算出します。
  • マッピングされた製品分類ディクショナリーを使用して、インベントリで提供されている原単位をもとに排出量の自動計算を行います。
  • 算定モードだけではなく、サプライヤーのScope1を実測ベースで積上げて算定もできます。

報告と開示サポート Function.5

LCA報告では環境負荷評価を行ったあと、これらの製品単位の排出量情報をカーボンフットプリントとしてステークホルダー向けに開示する必要があります。

開示ドキュメントをAIにより作成することができ、ISO14040およびISO14044に基づく報告書の作成をサポートします。

製品単位のカーボンフットプリントを可視化し、製品LCA情報開示のためのレポートを自動作成します。